コラム

「オンリーワンのあなたへ」

カウンセリングをしていると、どのクライエントに対しても尊敬といとおしさの混じった思いが生じてきます。「みんな違ってみんなよい。」のです。

生きるということは誰にとっても大変なことでそれぞれ様々な形で苦しみをもっています。そのことに向き合って、一生懸命に語っているクライエントにじっと耳を傾けていると、その方の素晴らしいところ、内に秘められた強いところがよく見えてきます。

しかし問題の真っただ中で悩んでいる本人は、それらのことに気が付きにくく、心が弱っているので悪いことや悲観的なことばかりに思いがいってしまいます。感じたこと、気付いたことを率直にお伝えすると、初めは意外そうでも、納得できたとき、パーッと明るい顔になります。自信と勇気を手に入れ、前に進む一歩につながった瞬間です。

カウンセリングの重要な働きの一つは、もともと備わっている自分ならではのよいところをはっきり認識し、どう生かし伸ばしていくか、そうすることで生き方をどう変えていくのかを学べることです。

あなたという”オンリーワン”の存在に秘められた、あなたしか開けない人生の花を咲かせることが本当に大切なことです。

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